理事長所信

2024年度 第42代理事長 
平間 俊博 

Step by step
〜その一歩をカタチに変えよう〜

はじめに

 一般社団法人さくら青年会議所は創立以来絶えることなく、率先して道を切り拓き、時代とともに変わりゆく地域社会の未来を常に見据え、その歩みを進めてきました。そして、『まちづくり』として地域社会の課題を解決する運動を展開し、青年らしい議論と大胆な視点と行動を重ねることによる『ひとづくり』が成され、この地域に数多くのリーダーを輩出してきました。私たちは今日も明日も『いま何が必要か』を常に考え、行動し運動を発信していかなければなりません。

みんなが協働するまちづくりを

 私たちの運動はなんのためにあるのでしょうか。次代につながるさくらの地域をつくるためです。しかしながら近年、青年会議も会員の減少や予算規模の縮小により、大きく地域にインパクトをもたらす事業が実施しにくい現状にあります。それでも地域の社会課題を解決し明るい豊かな社会の実現のため日々運動をし続けなければ衰退の一途をたどります。この地域には私たちの理念に共感し、協力を受けることのできる企業や団体が多く存在しているはずです。メンバーではなくても協働して会や事業を行うことで、深い連携体制を構築し双方にとって有益かつ身近な関係性を築き、私たちを含めた一人ひとりの地域住民が課題解決に向け行動して参りましょう。

時代に即した共感型会員拡大とリーダー育成

 私たちJCは、地域に対する影響力を高め、信頼ある積極的な青年会議所運動を展開し続けるためにも、同じ志をもつ多くの仲間が必要であり、私たちの周りには地域の未来のために行動を起こしたいと考える仲間が必ず存在しています。まちや地域住民のために真摯に運動に取り組む会員の姿を認知していただき、共感を生み出すことにより自ずと仲間の拡大につながり、存在価値のあるさくら青年会議所への成長を続けます。また、地域に未来のリーダー輩出し続けるために、課題に深く向き合う『英知』と、人のために行動を起こす『勇気』、地域の変革者となる『情熱』の3つの力を合わせ持つ人材の育成が必要です。私たちは日々お互いにぶつかり合いながら本気で成長し価値観を高め合い協調すること、時代に即した価値観のもと自己の成長の機会を与えることが、青年会議所会員としての資質の向上と地域のリーダーとして行動を起こす人材へと変革を遂げます。

結びに

 私たちは、個々それぞれの環境の中で青年会議所の活動に時間を充てています。限られた時間の中ではありますが、できる限り多くの議論を交わし、誰かのためになるのであれば失敗を怖れず行動していく事に価値があると考えています。しかし正しさは時に立場や状況によって形を変えます。私たちはその都度、己を律し行動を選択していかなければなりません。その選択で葛藤、失敗といった経験が得られ、経験の糸をつむぎながらその糸は太く頑丈に、そして様々な経験によって個性が生まれ、その人の魅力になります。本年、一般社団法人さくら青年会議所は仲間と想いを共感し、互いに感謝を忘れず個が個に成長の機会を与えることでその点が線となり、やがて一つの大きな輪になっていくと確信しております。

【2024年度スローガン】
 Step by step 〜その一歩をカタチに変えよう〜

【基本方針】

  • 想いを共にするパートナーとの協働事業の実施
  • 時代に即した会員拡大とリーダー育成の実施